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東京マラソンを振り返る6 [ランニング]

 先週土曜日、今年の東京マラソンを一緒に走った友人から、来年の大会も当選したとの電話が入った。おお、そんな時期だったか。日々なにかに追われているような(これは錯覚)状況ですっかり忘れてた。電話をしながらメールをチェックしてみると、次回の参加については落選となってしまっていた。。
 もうだいぶ今年のことも忘れてしまっているのだが、次回初めて走る人が、偶然この閑散としたサイトを検索してやってくることもあると思うので、可能な限り思い出して、ゴールとその後について書き連ねていくことを努力してみたい。

 さて、20kmを過ぎたあたりで、あんまり速く走っていなかった僕はちょうど昼時を迎えていた。おととしの第一回大会でにおいて、15kmあたりの膝痛発生で品川リタイヤしていた僕は気分的には穏やかにマイペースで走っていたのだが、そろそろ昼飯時であったし、朝も早かった。確実にスタミナが切れ掛かっていた。銀座あたりから雷門に向かうところが、一番苦しかった。給水地点では立ち止まって水やアミノバリューを飲んで、少しでも体力の回復を図ろうとしていた。それと同時に、これは僕の性格なのだが、「俺何やってんだ」という思いが強くなってきた。まだ20km近くあるではないか。故障が無ければこれは完走ペースなのだが、急速に気持ちが萎えていくのを感じていた。

 同じ大会を走った人なら実感してくれるとおもうのだが、そんな気分と体調を救ってくれたのが、沿道の観客の差し入れであった。最初にもらったチョコレートは心に染みたぜ。沿道の親御さんたちは子供に差し入れの食べ物を持たせていることが多く、かつ子供たちがランナーに渡そうとしているのは飴玉とかチョコレートであることが多いのに気がついて、子供に近寄っては甘いものをもらってスタミナを補給した。

 浅草に近づくにつれて、地元の人たちが増えてきたのか、コロッケとか漬物とか走りながら食べるには躊躇する食べ物も増えだした。ただし、それが善意からくるものであることは感謝している。ちなみに知人はそのコロッケが異常にうまかったと後で語っている。冷たいし、タレもかかっていなかったはずだが、そいいう状況で食べるコロッケは最高だったようだ。もうそのころにはバナナやアンパンなど公式でも食料を配給していたが、そちらもうまかった。いずれにしてもこの区間は心温まる差し入れが期待できる。記録を狙うランナーじゃなかったら、いろいろ期待しつつ、当日も楽しんで走ってみるべきだ。余計なお世話だが、iPodなどで音楽をヘッドフォーンで聴きながら走るのは、その祭りの楽しさを半減させるものだと忠告しておく(そして危険だと思う)。修行僧ではないのだよ。

 さて、浅草雷門に到着した。ここでは立ち止まって記念撮影しているランナーが多かった。上京してずいぶん経っていたが、僕も浅草は始めてであったので、写真こそ撮らなかったが、疲れていたせいもあり、しばらく立ち止まって赤提灯みたいなものを眺めていた。走るのに邪魔になるかもしれないけど、デジカメか携帯は持って走った方がいいんじゃないかな~。

 そんなことを書いてはいるものの、僕はそんなに楽しんでいる感じでもなく、沿道の皆様に活力をいただいたものの、やはり「俺は好き好んで何をやってるんだ」という思いを脱ぎ去ることが出来ないまま、最大の山場、35km地点へと向かうことになる。

 ー あと二回ぐらいは続く 不定期に -
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